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【絶賛放送中】祝「黄昏流星群」ドラマ化・この熟女(ひと)を見よ! 第3回「主婦・中川さとみ」【22時よりフジテレビ系】#黄昏流星群

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「熟女」とは、単に肉体的に熟した妙齢の女性を意味するのではない。さまざまな人生経験によって、精神的に「熟した女性」を「熟女」と呼ぶ――!


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多少いびつで、偏っていたり、悩みを抱えていたりしても、様々な苦労や経験を経て、厚みがあり、味わい深い豊穣な「熟」し方をした女性。
そんな熟した女性と、同じように人生の荒波を超えてきた男。人生の半ばを過ぎた40代以上の男女の恋愛を、リアリティをもって描いてきた弘兼憲史氏の名作『黄昏流星群』が、佐々木蔵之介さん、中山美穂さん・黒木瞳さん他、豪華なキャストでテレビドラマ化され、2018年10月11日よる22時よりフジテレビ系で放送開始になります。





TVドラマ『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』番組公式サイト


第3回の熟女は、『黄昏流星群』第10集「脆い星光」のヒロイン、中川さとみさんをご紹介します。


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ヒロインの中川さとみは、平凡な主婦。夫は九州に単身赴任、一人息子も海外留学をしているため、一人暮らしをしています。


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退屈ながらも、不自由のない日々。その退屈な日々に、ある日変化が訪れます。
大学時代の親友・加寿子が、10年ぶりに連絡をしてきたのです。


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私と一緒に、カリフォルニアに行ってくれない?
一緒にカリフォルニア旅行に......しかも、「不倫旅行のカモフラージュ」のために行ってくれないか、というのです。


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唐突な誘いに、一旦は「お金がない」と断るものの、旅費を全額持つと言われたさとみ。気のりはしなかったが、「退屈しのぎ」に不倫旅行に同行してみようという気になってしまいます。さとみは、加寿子とその不倫相手である、ワインスクールの先生ともに、カリフォルニアの旅を満喫。


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そこで、鈴木実というカメラマンと、運命的な出会いをします。


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「何だかとってもお似合いよ」なんて言われて、まんざらでもなさそうなさとみ。
旅の道中で急速に仲良くなっていた両名ですが、夜、ホテルで鈴木から連絡をもらったさとみは、慌てて電話を切ってしまいます。


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禁断の行為になかなか踏み切れず、後悔するさとみでしたが、そんな彼女のもとにシャンパンを持ってやってくる鈴木。
そして......何のためらいもなく、極めて自然に......男女の関係へ。さとみは、カリフォルニアという異国の地という非日常感から、解放的なセックスに興じます。

「久々に間近で嗅ぐ男の体臭だった」という生々しいモノローグと、大胆かつ繊細な筆致が相成り、印象的なシーンです。
そんな熱い一夜を過ごしたさとみでしたが、深入りすると本気でハマってしまいそうと感じ、日本では絶対に鈴木と会わないようにしようと思うのでした。

そして......


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日本に戻って来て、狭い庭に水を撒くさとみ。
何気ないシーンですが、アメリカでのスケールの大きな非日常の毎日から、一気に日本での退屈で閉塞感のある日常に引き戻されたことが、リアルに実感させらる描写です。
さとみは、「二度と会わない」と思いつつも、ことあるごとに、あの鈴木との一夜のことが心をよぎり、「もったいないことをしたのかもしれない」とも感じています。


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そんな時、再び加寿子から連絡がありました。
なんと、不倫がバレたというのです。加寿子が夫から突きつけられた証拠写真は......アメリカ旅行で鈴木が撮ったものでした。
カメラマンと名乗った鈴木は、実は加寿子の夫が雇った探偵だったというのです。彼は、ターゲットに接触するための手段として、自分に近づき、弄んだのだ......。
真実を知ったさとみは衝撃を受けます。


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夫を裏切ってしまった自責の念に囚われたさとみは、単身赴任先の福岡へと向かいます。
しかし、単身赴任の夫のもとには不倫相手の女性がいました。子育ても終わり、女として新しい人生がドラマのように始まるのだと思っていたけれど、現実はそんなものではない......絶望的な状況へと追い込まれて、道端で嘔吐してしまうさとみ。
知りたくなかったことを知ってしまったものの、それを責める資格は自分にはない......失意の中で東京に戻った彼女のもとに現れたのは――


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鈴木――藤岡卓という本名を名乗った彼は、


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「私は本気でした。本当にあなたが好きになったんです」
と告げます。彼は掟破りと知りながら、さとみのことを調べ、住所や夫に愛人がいることを調べたのだといいます。
警戒するさとみでしたが、「どうですか、今日はこのまま家に帰らずに私の家に遊びに来ませんか?」という言葉によろめいてしまいます。


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「だから冒険してみましょうよ。日常でないことを時々はやってみる......それでなければ、人生つまらないでしょう」
さとみは、藤岡に導かれ、再び退屈な日常から、冒険の日々に一歩を踏み出します。


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そう、すべて受け身で生きてきていたさとみが、自ら冒険する勇気と覚悟を持った瞬間。物語はさらに大きく動き出し、数奇な運命が交錯する人生のドラマを体験することになります。それは、さとみのように1歩踏み出すことであなたにも訪れるかもしれない物語なのです。
登場人物全員の人生が交錯する壮大な愛と冒険のドラマの結末は、ぜひあなた自身の目でお確かめください。



《熟女プロファイル②》

大事なのは家庭? それとも......?

今回ご紹介したエピソード「脆い星光」のヒロイン・さとみは、どこにでもいる普通の主婦。子育ても落ち着いて、44歳という年齢で1つの転機を迎えることになります。
夫と仲睦まじく添い遂げる人生もありますが、彼女の場合、夫が自分を騙して不倫をしていることを知り、自らも情熱的に生きることを選択します。誰と一緒にいることで、情熱的になれるのか。


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さとみは、本当に自分を一途に愛してくれる男と出会いますが、夫のある身である彼女は、幾度もその愛を断念しようとします。「不倫」というと世間ではインモラルなものと見られがちです。
しかし、そのモラルや世間体によって自らを苦しめ、傷つけ、人間的な生活ができなくなってしまうのであればどうでしょうか。時には、モラルや世間体を越える覚悟を持ち、勇気を出して一歩踏み出すことも、人生にとっては大事なのではないか。勇気を持って行動することを選択した彼女は、運命に導かれて、誰もが予想できない大団円を迎えることになります。


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『黄昏流星群』第10集


現在放送中のテレビドラマでは、新たな解釈によって、もう1つの『黄昏流星群』を楽しむことができるそうです。ぜひ漫画版をお読みになってと見比べてみてはいかがでしょうか!?


それでは、第4回でも魅力的な「熟女」をご紹介します!


(文・加藤真大)

【2018/10/25】

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