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祝『ゴルゴ13』連載50周年!【毎週一冊『ゴルゴ13』】このゴルゴがすごい!【第11回】第11巻「そして死が残った」

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『ゴルゴ13』がビッグコミックで連載開始された1968年から、今年で50周年


半世紀にわたって愛される理由としては、魅力的なキャラクターや、重厚なストーリーなどはもちろんですが、どの巻、どのエピソードから読みはじめても楽しめる、一話完結のスタイルも大きいのではないでしょうか。
もちろん、初期のエピソードにも傑作はたくさんありますので、このコーナーで、その魅力をお伝えしていこうと思っています!
というわけで、第11回目は『ゴルゴ13』第11巻「そして死が残った」よりお送りします!



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SPコミックス『ゴルゴ13』第11巻「そして死が残った」



この11巻にも、一匹のシャム猫によってゴルゴが狙撃の証拠《空薬莢》を残してしまい、敏腕刑事の追求が始まる「ROOM・No・909」、吹雪の山小屋でヘリの迎えを待つ逃亡者5人の前にゴルゴが現れる「国境線の5人」、ゴルゴを狙った暗殺者の銃弾が外れ、流れ弾が周囲の一般人を殺害してしまう表題作「そして死が残った」など、多彩なエピソードが収録されています。
その中から、今回ご紹介したいエピソードは、ゴルゴがブードゥーの女呪術師と対決するミステリアスな一篇「VOODOO(ブードゥー)」! 


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舞台は、中米西インド諸島ハイチ共和国
コーヒー会社社長のハシェルは、ひどい頭痛に悩まされていました。
その原因は「ブードゥー」......。


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"VOODOO"とは、中米、特にカリブ海の西インド諸島ハイチ地方で信じられる信仰で、ハシェルはその女呪術師オルガ・タボスに「呪われた」というのです。
彼は他の呪術師や、殺し屋に自分を呪った呪術師オルガの殺害を依頼したのですが誰も成功せず、万策尽きたハシェルは、ある男に依頼します。


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男の名はゴルゴ13
今回のターゲットは、ハイチでは今も絶大な影響力を持つ宗教「ブードゥー」の司祭オルガ・タボスを狙撃すること。
ハシェルは、そのオルガ・タボスを怒らせてしまい、呪いをかけられたというのです。


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酒場でオルガと出会ったハシェルは、仕事の邪魔となる上司を呪殺してやろうという彼女の提案を半信半疑で受け入れると、なんと数日後にその上司が事故死。オルガはハシェルの会社に追加の報酬をもらいに来ますが、「上司は事故死だった」と支払いを拒み、オルガをつまみ出してしまいます。


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オルガを追い出し、怒らせたその日から、彼の不思議な出来事が起こり始めます


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呪いの人形が送り届けられ、激しい頭痛に苦しめられるようになるのです。


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他のブードゥーの呪術者に解呪を頼むも、オルガはハイチ一の呪術者でとても敵わないと、断られてしまいます。


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話を聞いたゴルゴは、この依頼を請け負います。


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船着き場に戻ると、いつの間にか二体の呪いの人形が!!
そして......。


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まさか! ゴルゴも原因不明の頭痛......ブードゥーに呪われた!?


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オルガ暗殺のため、ガイドの少女ナンとともにジャングルに入ったゴルゴ。
その目前で次々と不可解な出来事が起こります。


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やがて耐え難い頭痛に襲われ......。
ゴルゴはキニーネという薬を服用して、頭痛・発熱一晩戦います


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ジャングルの中を進む二人を襲う毒矢! 
毒矢はナンに当たり、ジャングルの奥から怪しい人影が現れます。


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この覆面の人物の正体は、女呪術師オルガなのか!? 
そして、ゴルゴvsブードゥーの戦いの、想像を絶する意外な結末とは!?

ぜひお読みください!


【今回のプロ&ダンディーな名言】


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「それじゃ行こうか 陳柳石......おれを売った金を受け取りにいかなきゃならんだろう?」
(『そして死が残った』より)


フィリピンの民族団体フクバラハップ(フク団)のリーダー・ガルシアを狙撃するために、華僑の陳柳石からガルシアの情報を得たゴルゴ。
しかし、ゴルゴから情報料を受け取りながら、ガルシアにも通じて、ゴルゴがもうすぐそっちに行く、と電話で伝えた陳。
ゴルゴを騙したり、裏切った者がどうなるかは、言うまでもありません。

次回は、第12巻「ナポリの女」より、お届けします!


(文・山科清春)

【2018/07/24】

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