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祝『ゴルゴ13』連載50周年!【毎週一冊『ゴルゴ13』】このゴルゴがすごい!【第8回】第8巻「マニトバ」

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さいとう・たかを先生の名作『ゴルゴ13』が、連載開始50周年を迎えた2018年! 往年のファンにとってはお馴染みかもしれないゴルゴのカッコよさを、名前は知っているけど実は読んだことがない......という方へ向けてお届けします! 


名エピソード・名ゼリフを、毎週1冊ずつ単行本を読んでご紹介。50周年をきっかけにして、年齢も性別も関係なく人々を魅了する『ゴルゴ13』の面白さに、触れてみてくださいね! 第8回目の「ここがすごい!」ポイントは、ゴルゴのダンディズムとプロの流儀がさく裂する、第8巻「マニトバ」より、このエピソードです!



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SPコミックス『ゴルゴ13』(8)マニトバ (試し読みもできます!)





今回紹介するのは、表題作「マニトバ」です。舞台はカナダ・バンクーバー。さて、ゴルゴといえば、彼の後ろに立ってはいけないということは、日本の常識としてお馴染みですよね。ましてや命を狙おうなんてもってのほか! そんなことをしたらどうなるか......。


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こうなります。ただ、こちらのカナダ人の女性はゴルゴを狙ったわけではなく、とある偶然(この理由も非常にユニーク)でゴルゴにぶっ飛ばされてしまったのですが、ゴルゴの手際のよさに、地元警察はR・C・M・P(カナダ王室騎馬警察隊)へ照会をすることに。


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さて、殺し屋であるゴルゴは、女から依頼の説明を受けています。現在はソ連も崩壊して久しいので、ちょっと説明が必要ですが、ゴルゴが言う「スメルシュ(スメルシ)」とは、第2次世界大戦中に作られたソ連の最高指導者・スターリン直属の諜報部隊のこと。女もCIA(米中央情報員)への寝返りを恐れているというように、ソ連とアメリカの敵対関係の狭間の任務となるわけですね。


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女性をぶっ飛ばした件からめぐりめぐって、R・C・M・Pの公安諜報部に呼び出されたゴルゴ。その場で頼まれた依頼は、さきほどのスメルシュからの依頼と同じターゲット!(こちらはターゲットが身を隠していたオーケストラから、公安諜報部へ調査の依頼があったもの)
今回のターゲット2人が逃げている場所こそが、タイトルにもなっている「マニトバ」なんですね。


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このダブリ依頼ゴルゴ的にも変わったケースということで、報酬は要らないと告げてマニトバの地へと向かいます。このマニトバの地で、ゴルゴはターゲットの2人の男女を追いかけていくことに! 


マニトバで描かれる男女のストーリーは、1本の映画を観ているかのような重厚さ。ソ連・アメリカ・カナダ3国の狭間で、ゴルゴはどのように任務を果たすのか――! アクションあり、濃厚な人間模様ありのエピソードを、ぜひコミックでお楽しみください。


【今回のプロ&ダンディーな名言】

今回は、同じく「マニトバ」よりこのセリフ。

「ボルシチ(ロシアスープ)を食べるのは、夜にきめている...............」


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まだ子どもたちが路地で遊んでいるような時間に、依頼者から送られたキーで部屋に入ったゴルゴ。裸の女が待っていても、こんな洒落た台詞で去っていくダンディーさがたまりませんね! 

次回は第9巻「ラオスのけし」より、お届けします!


(文・加藤真大)

【2018/07/ 2】

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