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ドラマ『重版出来!』に同人誌即売会コミティアが登場! 本物のコミティアをスタジオ内に再現した異例の撮影現場を写真で紹介!!

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松田奈緒子氏が「月刊!スピリッツ」で連載中の出版チーム戦記『重版出来!』が待望のドラマ化! この4月より毎週火曜日よる10時から、TBS系にて絶賛放送中!


柔道のオリンピック代表候補から漫画編集者の道に進んだ主人公、黒沢 心を演じる黒木 華さんや、先輩編集者・五百旗頭役のオダギリジョー氏、「週刊バイブス」編集長役の松重 豊氏など個性豊かな俳優人の演技はもちろん、ゆうきまさみ氏や村上たかし氏ら、人気漫画家が作中に登場する架空の漫画作品の原稿やネームを描き下ろし協力していることも話題となっています。



これまでに登場した漫画作品と作画担当漫画家

三蔵山 龍 『ドラゴン急流』 → ゆうきまさみ氏
八丹カズオ 『タンポポ鉄道』 → 村上たかし氏
高畑一寸 『ツノひめさま』 → 河合克敏氏
成田メロンヌ『黄昏ボンベイ』 → のりつけ雅春氏



ドラマの中に頻繁に登場する編集部や漫画家の仕事場の様子も、毎回、視聴した漫画家や編集者から「とてもリアル!」と驚きの声があがる程の作りこみ具合で、セットから小道具まで徹底したこだわりを感じさせます。


そんなドラマ『重版出来!』のこだわりが、5月3日放送の第4話でも炸裂! 同人誌即売会の出張編集部で新人発掘をするエピソードの撮影のために、二次創作を含まないオリジナル同人誌の即売会としては最大の同人イベント「COMITIA(コミティア)」をTBS緑山スタジオの中に再現、スペースに並ぶのはすべて本物の同人サークルで、一般参加者もその場で同人誌を買うことができるというのだから、これはもう本物のコミティアなのでは......!?



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と、いうわけでコミスンも話題の撮影現場に潜入取材を敢行。関係者の皆さんに異例の撮影がどのように実現したのかをうかがいました。美術スタッフのこだわりが詰まった現場写真と合わせておたのしみください!!



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TBS緑山スタジオ。この資材搬入口の向こうにコミティアが!?



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なんかみたことある感じのノボリが...!



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これは...即売会の設営日っぽい...!?



普段はセットや小道具などの資材置き場になっているスペースに、外周と島1つ分のテーブル&椅子が並べられていました。まだエキストラのサークルさんと一般参加者が入る前なので、セット内に人はいませんが、あちこちでドラマのスタッフが忙しそうに動き回っています。



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隣のスタジオにつながる通路の壁にもリアルな掲示物が...。



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さらに奥に進むと、スタジオの中に出張編集部が並んでいました。



スタジオ内に再現された出張編集部エリアには、「週刊バイブス」編集部はもちろん、同じく興都館の「イキザマコミック」「少年ワンダー」編集部、そしてライバル雑誌「週刊エンペラー」編集部のブースが。さらにその周囲にはなんと小学館、講談社、KADOKAWA各社から実在する編集部が......!!



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ほたるさんのポップが目を引く「週刊少年サンデー」編集部



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そのお隣には「ゲッサン」編集部も!



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小学館の少女漫画誌「ベツコミ」と「flowers」の編集部も......



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KADOKAWAからは「月刊コミックアライブ」「コミックキューン」「コミックビーズログ」が!



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講談社の「週刊少年マガジン」「月刊少年マガジン」「別冊フレンド」も!



実在の漫画雑誌編集部が並ぶ様子を眺めていると、何が本物で何が作り物なのかわからなくなってくる程......! このセットの中で、出張編集部への持込みシーンの撮影が行われます。その中心となる「バイブス」と「エンペラー」の出張編集部は......。



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「週刊バイブス」出張編集部には『ツノひめさま』のPOPがドーン!



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『タンポポ鉄道』の単行本第3集がタワー積みに!売れてます!!



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帯までリアルな単行本の装丁!まさに本物。



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三蔵山先生の『ドラゴン急流』の単行本も!!



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成田メロンヌ先生サイン会の告知も。まさかのムンバイ!



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ブースの中はこんな感じ。



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ライバル誌『週刊エンペラー』のブース。



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普通にコンビニで並んでいても違和感なさそうな平積みの「週刊エンペラー」
実は「週刊ビッグコミックスピリッツ」に作り物の表紙を巻いたもの。



ドライ(リハーサル)を終えて、出張編集部のセットでの本番撮影が始まる頃、サークル参加エキストラの皆さんが集まり始め、だんだん即売会らしくなっていきます。カートでダンボール箱を引いて入場してくるあたりは、もう完全に即売会の光景......!



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同人誌即売会の開始前の雰囲気に近づいてきた......!



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「今日はコミティア115.5です!」というコミティア代表の開会宣言で沸く会場。
一般参加者役のエキストラが入ると、もうどう見ても東京ビッグサイトの光景!?



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なんと企業出展まであるという徹底ぶり!!



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フードの出店もあります。



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すごく...同人誌即売会です......!



サークルエリアでの撮影を前に、一般参加役のエキストラの皆さんが会場にやってくると、景色は完全に同人誌即売会のそれに。サークル参加役のエキストラの中には、ちらほらとプロの漫画家も......。そんな中、「月刊!スピリッツ」で『共学高校のゲンジツ』を連載中のさぬいゆう氏、伊丹澄一氏のお二人のサークルを発見。「先生なにしてるんですか!?」というわけで、急遽直撃取材!



――撮影のために再現されたコミティア会場ですが、サークルの立場から見ていかがですか?


伊丹澄一(以下、伊) ちょっとこじんまりした感じですが、よく再現されているかなと。


さぬいゆう(以下、さ) 小規模のオンリー系即売会みたいな(笑)。 机の奥行きはいつもよりあるなあ。


――twitterで見ましたが、さぬいさんはこれまでにも色々なエキストラに参加しているとか。


 今回も面白そうだなと思って、ちょろっと出てみようと......自分の担当編集には言ってないんですけど。ギリギリまで原稿をやっていたから、明日の撮影に参加するんですと言える状況じゃなかった......。


 本当はペーパーの1枚も描いてこようと思ったんですが、時間がなくて用意できなかったので既刊だけです。


――いろんな意味で同人誌即売会のリアリティを感じますね。


 そこまで再現しなくてもいいのにとは思ったんですけれどね......。



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『共学高校のゲンジツ』(さぬいゆう/伊丹澄一)は「月刊!スピリッツ」で好評連載中!!



ここまでリアルな同人誌即売会を再現できたのは、コミティアの全面協力があったからこそ。異例ずくめのこの撮影が、どのように実現したのか。コミティア実行委員会代表の中村公彦氏と、ドラマ『重版出来!』の八尾香澄プロデューサーにそれぞれお話を伺いました。




コミティア実行委員会代表・中村公彦氏インタビュー


――どのような経緯で、ドラマ『重版出来!』の撮影に協力することになったのですか?


テレビの取材などは、いろいろ影響が大きいので慎重に対応することが多いんです。ただ今回は、以前からお付き合いのあったスピリッツ編集部の山内さんから連絡をいただいて、『重版出来!』がテレビドラマになるので、出張編集部のシーンでTBS さんに協力して欲しいという話だったので、それならばと。


――原作漫画の中で使われる架空のイベントではなく「コミティア」として登場することになったのは?


TBS さんから、「できればコミティアの名前を使いたい」と相談されました。こちらとしてもメリットデメリットがあるので考えましたが、せっかくの『重版出来!』ドラマ化を応援したいという気持ちが強かったので了解しました。「コミティア」の名前を使うだけではなく、リアリティを出すためにコミティアで実際に使っている備品や過去のポスターのデータを提供したり、サークルや一般参加の方の募集にも協力しました。


――コミティア事務所のブログでもエキストラ参加を呼びかけていましたが、反響はいかがでしたか。


おかげ様でたくさんのご応募をいただいて、結果的には用意したスペース数をオーバーしてしまったんです。いつもの即売会の申込と同様、〆切ギリギリの応募が多くて、TBSさんの想定を超えてしまったようで、お断りしてしまったサークルさんには申し訳ないです。


――企業出展まであることに驚きましたが、このあたりは実際の即売会を知らないとできない部分ですね。


1月のコミティアを取材されたTBS さんから、実際のイベントをなるべく再現したいという希望があったので、コミティアによく参加してくれている企業さんにお声掛けしました。企業さんもただテレビの撮影に協力して欲しいという話だとピンとこなかったかもしれませんが、『重版出来!』でコミティア会場を再現しますということで、快く協力してもらえた部分はあったと思います。


――こうしてスタジオ内に再現された会場をご覧になっていかがですか?


コミティアを開催する東京ビッグサイトの規模は再現不可能ですが、壁に貼られている会場図面やポスターの絵なども、こちらがデータを提供したもので作っているので、かなり雰囲気が出ていますね。顔なじみのサークルさんや企業さんもいっぱいいて、いつものコミティア会場にいる気分になります。会場表示の「北5ホール」はビッグサイトには存在しませんが、そのあたりの番組の遊び心にもにやりとしました。


――撮影なのに、実際にサークルから同人誌を買うことができる、というアイデアにも驚きました。


ただ机に座っているエキストラでは面白くないし、実際にサークルさんが本を並べて、一般参加者が居るのだから、そこで本の売り買いがあって当然だろうと、こちらから提案しました。この即売会の部分に魅力を感じて撮影に参加してくれた方も多いと思います。サークルさんも、今日合わせで新刊を作った方もいるし、撮影記念のペーパーを作ってきた方もかなりいらっしゃいますね。



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コミティア代表の中村氏。コミティアの50回記念で作られたという、
小田 扉描き下ろしTシャツ(『団地ともお』ジャンパー柄)が心憎い!



作品を応援したいという気持ちが大きかったという中村氏は、以前、コミティアの公式サイトでも『重版出来!』に触れて、漫画への思いを語っていました。
そんな中村氏に撮影の前日にオンエアされた『重版出来!』第1話について伺ったところ、「黒木 華さんは心にぴったりですばらしかった。このレベルで漫画業界が描かれているドラマを観たことは無いんじゃないかと思いました。」との感想。実際、放送中はtwitterのタイムラインでも漫画家や編集者の皆さんがリアルタイムで盛り上がっており、漫画業界からも好感触を得ています。



最後に、ドラマ『重版出来!』のプロデューサー八尾氏に、今回の撮影とドラマの見所について伺いました。




ドラマ『重版出来!』八尾香澄プロデューサーインタビュー


――今回、実際のコミティアを再現する形で撮影しようと思われたのはなぜですか?


元々、原作に「コミックバザール」という即売会の場面があり、出張編集部が出るようなイベントを調べている中で、ちょうど1月末にコミティアが開催されていたので、取材させていただいて。そこで見たものを再現しようというところから始まって、どうせなら本家に相談してみようと、コミティアの中村さんにお声がけしました。


――実際に即売会の様子をご覧になったのは、その時が初めてだったんですか。


スタッフはそうだと思います。実は、私は昔、即売会に参加したことがあるので少し詳しかったかもしれません(笑)。ドラマの場合は、どうしても二次創作だと権利的にグレーな部分があるので、オリジナル創作イベントで作ろうと考えていました。最初は、コミティアに普段参加されている方に、撮影へのエキストラ参加を呼びかけてほしいということから始まって、もしよければ劇中でイベントのお名前も貸していただけないかという話になりました。


――出張編集部も、「バイブス」や「エンペラー」以外の編集部があってリアルな感じになっています。


できる限りリアルに再現したいねということをスタッフで話していて、周りの編集部も架空のものにするよりはリアルにしようという話になりました。原作でご協力いただいている小学館さんをはじめ、折角ならば漫画業界全体を盛り上げたいと思い、講談社さんやKADOKAWAさんにもご相談し、ご協力いただきました。


――小学館の原作のドラマに、他の出版社が実名で登場するのも異例のことかと。


皆さんすごく協力的で、本当に有難かったです。まずはライツ関係の部署の方にご相談して、そこから各編集長に話をつけてくださって、わざわざ担当者までつけていただいて。普通、他社作品の映像化でここまでご協力いただけることはなかなかないと思いますが、「ドラマの中でリアルでやるのは面白いですね」「漫画界全体が盛り上がるといいよね」と、趣旨に賛同して色々と提供してくださいました。



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ドラマ『重版出来!』八尾香澄プロデューサー



――スタジオ内で即売会を開くにあたって苦労された点は?


エキストラが集まるかが一番心配だったのですが、コミティアさんのパワーのおかげで告知もうまくいって、多くのサークルさんに参加していただけました。一般参加者も、コミティアに来たことがない人も含めて集まっています。


――実際に集まったサークルの皆さんを見ていると、この空気感は作り物ではなかなか出せないなという感じがします。


普段、参加されているサークルの皆さんは、並べる同人誌やグッズはもちろん、ブースを飾るための道具なども持っていますよね。同人誌のリアリティを出しつつ、一からブースを作りこむのはなかなか大変で、その辺にリアリティを出せるかどうかで、シーンの迫力が変わると思いました。取材という部分だけでなく、1月のコミティアに行った時の収穫はすごく大きくて、その時出会った方々にお声がけし、「バイブス」の連載作品として使わせていただいたり、「バイブス」以外の雑誌という設定で漫画を提供いただいたり、様々な形で協力いただいています。


――確かに、画面からもリアリティへのこだわりを感じました。


漫画家の方や、多くの出版業界に携わる方々も注目している作品ですし、ドラマで恥ずかしいものは出せないと思っています。そんなわけで、連日のように小学館さんには取材させていただいてます。脚本作りの段階でも、撮影の準備段階でも、とにかくわからないものが多いので、都度質問をしつつ、例えば担当編集の方に実際にネーム指定を見ていただいたり、製版所の方に写植をお願いしたり、営業部の方に資料提供や制作した資料の数字確認をお願いしたり、本当に様々な方に協力していただきました。


――制作側として、ここを見て欲しい! という部分があれば。


とにかく作りこんでいる部分も見ていただきたいですが、ベースにあるのは普遍的な人間ドラマです。出版業界に詳しくない人や、漫画すら読んだことがない人でも楽しめる人間ドラマになっていると思います。もちろん漫画好きな人には、5回くらい観直しても楽しめる部分があると思うので、何度も観ていただいて(笑)、そうでない方にも、ぜひ薦めていただきたいです。毎話、様々な人達に焦点が当たる部分もこのドラマの魅力です。『重版出来!』の人間ドラマの部分を楽しんで見ていただけると嬉しいです。



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コミスン担当も、毎回楽しみながら観ているドラマ『重版出来!』。「バイブス」編集部のセットは今回取材した緑山スタジオとは別の場所にありますが、画面に映るその様子は見慣れたスピリッツ編集部の雰囲気そのもの! 単行本のデザインや、雑誌が出来上がるまでの工程に必要なゲラや色校のような細かいものまで、実際に漫画を作っている人達が協力してリアルなものになっているので、注目してみると新たな発見があるかもしれません!!



ドラマ『重版出来!』は毎週火曜日よる10時からTBS系で絶賛放送中! オンエアを見逃しても、民放公式テレビポータル「TVer」でも1週間無料で見逃し配信されていますので、ぜひチェックを!!



ドラマで初めて『重版出来!』を知った、という方は「月刊!スピリッツ」で連載中の原作もよろしくおねがいします!!



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『重版出来!』第1~7集、好評発売中!!



(取材・構成:平岩真輔/写真:ぺらねこ


【2016/05/ 3】

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松田奈緒子

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