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【単行本3集発売中】早見優×吉田豪×加納梨衣『スローモーションをもう一度』スペシャル鼎談レポート(その1)

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※加納先生は顔出しNGのため、お顔は隠させていただいております!


1980年代の歌やアイドルカルチャーが好きな高校生の男女のを描いた胸きゅんラブコメ『スローモーションをもう一度』第2集発売記念スペシャル鼎談が2月7日に新宿ロフトプラスワンにて開催されました。


トークでは早見優氏、プロインタビュアーの吉田豪氏の豪華ゲストに加え、作者の加納梨衣氏を招き80年代をテーマに白熱トーク! 当時の思い出を振り返ったり、加納氏がなぜ80年代をテーマに漫画を描こうと思ったかを赤裸々に語ったりと、この夜限りの貴重なお話が盛りだくさん。
ここからは、3回にわたってコミスン独占レポートをお届けします!!



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80年代好きは年の離れた兄の影響


早見優(以下、優) みなさん(お客さん)と近くてとっても不思議な感じ(笑)。あ、加納先生はお酒はもう飲めるんですか?


加納梨衣(以下、梨) もう33歳ですから(笑)。


吉田豪(以下、豪) 早見さんは現在、おいくつでしたっけ?


 50歳になりました。


 『スローモーションをもう一度』のテーマは80年代カルチャーなわけですけど、加納さんは33歳ってことはちょっと世代がズレてますよね。


 私は84年生まれで小学校に入ったあたりで90年代に入ったんですよ。でも年の離れた兄がいたから、兄が持っているものに興味があって。聴いている曲も興味津々だったんです。でも私が小さかったからなかなか手にとらせてもらえなくて、その憧れをひきずったまま大人になったのだと思います。心のどこかでずっと80年代を追いかけています。



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大滝くんは一見するとリア充な男子高校生だけど、実は80年代のカルチャーが大好き。
それは自分ひとりだけの楽しみだったが......



 今も追いかけてるの? この漫画を描くために80年代を研究したわけではなく。


 Twitterで80年代の情報を集めていたのを(編集の)今野さんに見つかって「描いてみませんか」と声をかけてもらった感じです。早見さんや中森明菜さんみたいなアイドル、あの頃のゲームやオモチャが今も大好きで。


 それをうまいこと甘酸っぱい物語にしてますよね。憧れが伝わってきます。



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同じクラスの薬師丸さんも、80年代のアイドルやグッズが大好きだと明らかに!


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左が学校での薬師丸さん、右がリア充(のフリ)な大滝くんです



いつかは「ホットなおばあちゃん」に


 作中に「急いで! 初恋」を練習するシーンが出てきますよね。


 すごく嬉しい! 最初に(中森)明菜ちゃんの「少女A」も出てくるし、ウォーターゲームもよく遊んだから懐かしくてニヤニヤしながら読みました。


 早見さんのデビュー当時はどんな感じだったんですか?


 デビュー曲が「急いで! 初恋」は、それよりも前にB面の「潮風の予感」が決まっていてずっと練習していたんですけど、「急いで! 初恋」が急遽CMに使われることが決まってびっくりしました。芸能界ってこんなに急に色々なことが決まるんだと思って。薬師丸ちゃんが歌詞の「Sweet Sweet Sweet Dreaming my Love」の部分を練習して「こんなんじゃ優ちゃんになれない」って言ってるの、すごく嬉しいです。


 そこは自分でやってみても難しかったところです。



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めちゃくちゃ練習してます!



 実はデビュー曲の頃に振付の先生にすごく反抗してたんですよ。日本で育ってないからピンクレディを知らなくて、振付のない山口百恵さんが好きったから「振付なんて気持ち悪い」と振付の先生に抗議して...。そしたら先生が「全ては歌詞を表現するためにあるんだよ」と教えてくれて。作中でも振付を練習したり、赤と白のストライプの衣装を着ていて細かいところまで見てくれてるな~って嬉しい。


 80年代当時をザックリ振り返ると、どんなエピソードが印象深いですか?


 いっぱいあるなぁ。恋愛禁止だったこと、前髪が命だったこと。あの頃はメイクさんがつかないから、自分でヘアメイクをしないといけないんですよ。ドライヤーにクルクルのブラシがついているやつで一生懸命やって、うまくいかないともう1日中機嫌が悪くて。ハワイ育ちだから色が黒くて、本当は運動音痴なのにスポーツ少女だとよく思われていたこととか。



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 いまコカコーラのCMを見るといろいろスポーツしてるんですけど、ローラースケート以外は本当にひどいですよね(笑)。


 それまでスポーツに縁がなかったんですよね。バスケとかバレーとか、色々と挑戦してみたいものはあったんですけど。


 早見さんが16歳の時に出した本『サンシャインメモリー』を持ってきたんですけど(本を取り出す)、当時はどんな50代になってどういう仕事をしていたいと思っていたか覚えていますか? 「50代ではホットなおばあちゃんになりたい」と書いてあったんですよ。


 そんなこと書いてたんだ(笑)。ホットなおばあちゃんかぁ?、今の自分をおばちゃんだと思うけれど、まだおばあちゃんって感じじゃないかなって。今からホットなおばあちゃんを目指したいですね。



『スローモーションをもう一度』スペシャル鼎談レポート [その1][その2][その3]



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『スローモーションをもう一度』第3集、好評発売中!!



(取材・構成:川俣綾加)



【2017/05/ 1】

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