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【単行本3集発売中】早見優×吉田豪×加納梨衣『スローモーションをもう一度』スペシャル鼎談レポート(その3)

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※加納先生は顔出しNGのため、お顔は隠させていただいております!


1980年代の歌やアイドルカルチャーが好きな高校生の男女のを描いた胸きゅんラブコメ『スローモーションをもう一度』第2集発売記念スペシャル鼎談が2月7日に新宿ロフトプラスワンにて開催されました。


トークでは早見優氏、プロインタビュアーの吉田豪氏の豪華ゲストに加え、作者の加納梨衣氏を招き80年代をテーマに白熱トーク! 当時の思い出を振り返ったり、加納氏がなぜ80年代をテーマに漫画を描こうと思ったかを赤裸々に語ったりと、この夜限りの貴重なお話が盛りだくさん。


トークの最後には会場からのQ & Aも。また、サイン会も開催され『スローモーションをもう一度』の世界にどっぷり浸かれるイベントとなりました。



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厳しい時代だけど、意外に自分の意思を通していた80年代アイドル


吉田豪(以下、豪) サンミュージックって松田聖子さんとか、偉大な先輩がいっぱいいますよね。


早見優(以下、優) 聖子さんは本当に本当に、偉大な先輩です。太陽みたいな存在。色々な先輩に恵まれていました。芸能人水泳大会でよく優しくしていただいたのは河合奈保子さん。私と仲の良かった(石川)秀美ちゃんの先輩なんです。私たちは新人なので水泳大会本番が始まる前にホテルをチェックアウトしないといけないんですよ。そうすると、水泳大会が終わると髪の毛が濡れたまま服を着て帰らないといけない。そんな時、奈保子さんが声をかけてくれてホテルのお部屋であったかいシャワーを浴びさせてくれて、ドライヤーで髪を乾かして帰ることができたんですよね。



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みんなだいすきスケバン刑事!



加納梨衣(以下、梨) 本田美奈子さんとのエピソードもぜひお聞きしたいです。


 みなちゃんは、アイドルの頃に「レ・ミゼラブル」の舞台で一緒になって、私は初めて音域の広い曲を歌わないといけなくてうまくいかず、落ち込んでたんですよ。そしたらみなちゃんが「大丈夫だから」って言いにきてくれて心強かったです。みなちゃんはサバサバした性格で、歌うと完璧。何事にも丁寧な人だから、それが歌にも出ていました。


 『スローモーションをもう一度』の連載が始まる前にスピリッツで80年代特集をやった時、早見さんが「なぜスタジオで水着になるのかわからない」と言ってたと聞きました。


 そうなんですよ、あの時はそういうことも言ってて。だからスタジオでの水着撮影が無いんです。レオタードも嫌いでしたね、一度だけやることになったけれど。


 スタジオの水着NGってそれで通っていたんですね。80年代アイドルっていまよりも自由がなかったイメージがあるけれど、案外自分の意思を通すこともあった。


 今のアイドルはどうなんでしょうね。昔はサンミュージックはサングラスNGでしたよ。変装ってあまりしなかったですね。アラレちゃんメガネをずっとしていました。顔を隠しちゃいけない時代でした。



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岩井小百合さんを目指してリボン選び



 顔を隠さずに歩いていたら、声をかけられてどこにも行けなかったんじゃ?


 アイドル時代はそんなに出歩くことも無かったかな。渋谷のゲームセンターには言ったけれど、誰も気づかなかったですよ。アメ横に行ったら明菜ちゃんに間違えられたことはありました(笑)


 改めて、なんですけど、早見さんが自身で好きな曲は何ですか?


 時代と共に違うんですけど、「夏色のナンシー」は私にとって偉大な存在です。


 運命を変えた1曲ですよね。


 20代の一時期は歌うのが嫌で「夏色のナンシー」と聞くだけでモヤモヤしていた時もあったんです。でもやっぱりこの曲は素晴らしい。「PASSION」も好きですね。ディレクターさんが私の意見に耳を傾けてくれるキッカケになった曲。息継ぎは大変だけれども(笑)。


 複雑な時期ってあるんですよね、誰しも。


 あるんですよね。たぶん、20代は20代らしい曲を歌いたいと感じていたのだと思います。



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会場からはマニアックな質問が殺到!


 当時の振付で難しかったものは?


 「夏色のナンシー」ですね。「恋かな」のあと乗りで「Yes!」なので振付の呼吸の取り方が難しくて。「渚のライオン」も大変でした。


 早見さんがアイドル現役当時、マネージャーさんが親衛隊を解散させちゃったんですけどなぜですか?


マネージャー ボディーガードみたいに守ってもらえるのはありがたかったんですけど、地方にいっても初めての人が近づきにくくなってしまうのがどうしたものかと。僕が親衛隊の「ヤクザの親分みたいになっちゃうのも苦手で(笑)。


 80年代アイドルと今のアイドルの違いってそこですよね。お客さんに不良要素があるかないか。


 特に守ってあげたい系のアイドルは親衛隊に強面の人が多かったですよね。今のアイドルの応援の仕方はどんな感じなんでしょうね。


 今はオタク系が主流ですね。


 「スターどっきり」でアイドルの寝起きのコーナーがあったのですが、噂では事前に聞いていたとか......。


 私は聞いてなかったですね。ただ、同時は母と住んでいて、髪の毛を梳かしてから寝なさいとか、パジャマはこれを着なさいと言われて。あとからそういうことだったのかと知りました。母は知ってたんですよね。放送後は自宅がバレて帰れなくなってしまい、引越しました(笑)。


 ......え! つまりホテルじゃなくて、自宅で「寝起きドッキリ」を仕掛けられたんですか!



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この日、加納氏が描き下ろした早見氏の似顔絵入り「30席限定スペシャルサイン色紙つきチケット」を購入した人には、会場で早見氏が直筆サイン! ファンにはたまらないイベントとなりました。
また、加納氏によるサイン会も行われ、熱気を残したままイベントは幕を下ろしました。



『スローモーションをもう一度』スペシャル鼎談レポート [その1][その2][その3]



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『スローモーションをもう一度』第1~3集、好評発売中!!



(取材・構成:川俣綾加)


【2017/05/ 7】

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